浪人生、予備校か家庭教師か?(英語編)
東京で英語専門のプロ家庭教師として活動しています、英語見直し工房です。
4月も中旬となり、今週あたりから予備校の授業が本格化します。
正規の学校よりも、予備校は入学時期がフレキシブルですので、まだどうするか悩まれている浪人生もいるかもしれません。
そこで、今回は浪人生向けの予備校のタイプと、
予備校に通っている生徒さんを、家庭教師が授業のサポートをするケースを紹介します。
目次
英語はインプット型か問題演習型
予備校の授業は、
- 問題演習型
- 基本事項インプット型
の2つに大別できます。
大手予備校の英語の授業は「問題演習型」
予備校の多く、特に大手の予備校では、英語の授業は「問題演習(アウトプット)」中心型です。
つまり、
生徒はテキストの問題をあらかじめ解いて行き、
授業内で先生がその問題を解説するという、多少語弊はありますが「答え合わせ」中心の授業です。
大学入試は問題を解いて点数を争うものですので、問題演習が授業の中心となるのは当然です。
私大医学部系予備校は「インプット+問題演習型」
主に私大の医学部を目指す予備校や小規模の予備校、特にベーシックのクラスでは、
英文法の基本事項のインプットを行い、それから問題演習をさせる、という授業内容であるケースが多いです。
これは、医学部系の予備校や小規模予備校がいわゆる大手に予備校に比べて、英語の授業時間数が多いことが多く、ゆっくりと進めることができる為もあると考えます。
英語の基礎が無ければ、インプット型へ
上記のように、大手の予備校では主に問題演習中心の授業が行われています。
従って、もし予備校に入学する際、「英語の基礎力」に自信がないと感じた場合、
インプット型の予備校を選ぶのが良いと思います。
英語の基礎力の無い状態で、問題演習中心の予備校に入っても、
予習を自分の力でこなすことができないため、授業をただ聴いているだけの状態になってしまいます。
家庭教師と予備校
また、やや宣伝的になり恐縮ですが、
予備校の授業についていけるようになるまで、家庭教師にサポートをしてほしいという御依頼も頻繁に頂きます。
問題演習型の予備校に既に入学をしていて、授業の予習ができない状態になっている生徒さんからのご依頼です。
そのような場合、英文法の基本事項を「新中学生問題集」や、「リード問題集英文法A」などを使い、インプットしていきます。
文法の知識が増えるに従い、英文法の授業だけでなく長文読解の授業でも、予備校の先生の言っている解説が分かるようになっていきます。
自分に合う予備校を選ぶ
予備校が自分に合っているかは、授業を受けるまでは難しいですし、担当の先生によっても違ってくると思います。
入学前にテキストを見ることができるのであれば、それが多少のヒントになるかもしれません。
せっかく入学した予備校ですので、この時期にじっくりと吟味してより良い予備校を選んでください。