夏期講習(英語・高校生)

東京で英語の家庭教師をしております、英語見直し工房です。

高校生の「学校での夏期講習」を選ぶ際の注意点について、今回は書きたいと思います。

既に始まっている場合もあるかと思いますが、

まだ変更が可能でしたら、下記の注意点を参考にしてより良い夏期講習にしてください。

レベルの選択に注意

夏期講習は高校の通常授業と異なるクラス編成で、レベルを生徒自身が選べることが多いです。

夏期講習のクラスが、複数のレベルある場合は、

教材のレベルと自分の実力が合っているかを見極め、

無理に上級クラスを取らないように注意が必要です。

  • 友達が取るから同じクラスに
  • 基礎レベルだと恥ずかしいから

などという理由で、自分の実力以上のクラスを取らないように注意してください。

演習中心が多い

夏期講習の教材は、家庭教師で担当した生徒の教材を見る限り、

薄めの英文法・英語長文の問題集になっている場合が多いです。

授業内容としては、予習前提もしくは授業内で時間を取って解いたものを、

答え合わせをする「演習型授業」になるかと思います。

つまり、自分の知っている知識をアウトプットするのが中心となります。

先ほどのレベル選択の話と重複しますが、

知識が足りていないのに難しいクラスを取るのは避けましょう

問題を解くこともできず、ただ座っているだけという事態になってしまいます。

従って、自分の知識をアウトプットするのに適したクラスを選択するのが良いと思います。

自主的に予習をする

予習と言っても、夏期講習のテキストの問題を解いていく、

という意味ではありません。

例えば、英文法の問題演習のテーマが「不定詞」であれば、

「不定詞」基本事項解説を参考書で一通り読んで、

必要な英文法の知識をインプットした後で、夏期講習のテキストの問題を解きます

いわば、予習のための予習です。

問題を解くためには、それを解くだけの知識が必要です。

知識が無いのに、問題を解いても答えを書いているだけなります。

ですので、

英文法の知識のインプット → 英文法の問題演習

という、自主的な予習のサイクルを作って下さい。

インプットを重視する

最後に、

高校の夏期講習だけでなく、予備校や塾の夏期講習にも言えることですが、

1週間程度授業を受けたからと言って、劇的に英語の実力が変化することはありません

ですので、

そもそも自分の英語の知識に不足があると思えば、無理に夏期講習を取るのではなく、

しっかりと、英語の知識(単語や文法)をインプットする作業を重視するのが良い方と思います。

長いようで短かい夏休みですので、

しっかりと自分の実力を見極めて、有意義なものにしてください。