偏差値40からの英語勉強法(中学復習編)
東京で英語専門家庭教師をしております、英語見直し工房です。
家庭教師として担当する生徒にやってもらっている勉強法を紹介しながら
偏差値40からの英語勉強法を解説していきます。
今回は「中学英語の復習」について、話していきたいと思います。
「高校入試」の長文を読む下地作り
中学英語を復習する目的は、「基礎固め」の意味もありますが、
もう一つ、高校入試レベルの長文を読みこなす知識をインプットするという意味があります。
つまり、早い時期からやさしめの英語長文の練習をしておきたいので、その準備をするという意図です。
偏差値40台の生徒さんが大学受験レベルの「英文法・単語・熟語」などの知識を入れるには、少し時間がかかります。
しかしのそれらの知識をインプットしている間も、長文を読むのに慣れておきたいのです。
そこで、中学英語の復習とそのレベルの単語などの知識をインプットして、
高校入試レベルの英語長文を読み始めるよう、自分の生徒には指導してます。
中学英語復習のポイント
次に、どこから復習するかという点です。
「読むために必要な個所」を家庭教師で担当する生徒には優先的に学習させています。
具体的には、
文型、不定詞、動名詞、分詞、関係代名詞、接続詞、間接疑問文
という、英文の構造を理解する上で大切な分野を優先します。
もちろんこの他の分野も最終的には修得する必要がありますが、
全く知識がない場合を除いて、上記の分野を優先させ、まず高校入試レベルの長文を「読める」下地を作るのが良いと考えます。
中学英語オススメ参考書など
中学の復習段階では、「中学英文法」と「中学英単語」の2つを中心に学習します。
そして終わり次第、高校入試レベルの英語長文を解き始めます(本ページ上部の図を参照してください)。
英文法
英文法については、
解説と問題演習が一冊になっている本をお勧めします。
参考書(英文法の解説書)と問題集を一冊づつ、というのも良いと思いますが、
その2つが一つの本に掲載されているほうが、二冊見る手間が省け、勉強が進めやすいと思います。
具体例ですが、もし入手が可能であれば塾用の問題集をお勧めします。
理由は演習の問題量が多いためです。
家庭教師の授業では『新中学問題集』を使っていますが、これも塾用の為一般の方は入手ができません。
東京近郊にお住まいであれば、JR大久保駅近く第一教科書(←以前の記事へ)さんで入手できる塾用の問題集もあります。(新中学生問題集はこちらでも入手できません。)
私が以前第一教科書さんで購入し使ったのは、
『シリウス21』と『αスタンダード』という問題集です。今も取り扱いがあるかは不明ですが、参考までに挙げておきます。
英単語
『中学英単語フォーミュラ1400』をお勧めします。
もともとは、大学受験用のベーシック版として作られたものですので、
純粋な中学生用(=高校受験用)の単語集と比べると難しめのため、簡単過ぎず適度にやる気を刺激してくれるはずです。
英語長文問題集
『英語長文レベル別問題集2・3』
そして終わり次第
『英語長文ハイパートレーンング』
という流れで使う3冊をお勧めします。→英語長文のお勧め問題集
上記は大学受験用ですが、公立高校~私立難関高校~易しめの大学くらいのレベルの英語長文が掲載されています。
ということで、中学英語を復習した知識を長文に活かしてゆくのに最適だと考えます。
中学英語の重要性
高校入試レベルの長文を読む目的から、中学英語の復習についてお話してきましたが、
もう一つの目的である「基礎固め」としても、中学英語の復習はもちろん重要です。
先ほどの文法事項の、
文型、不定詞、動名詞、分詞、関係代名詞、接続詞、間接疑問文
は高校範囲の英語でも、同じ文法分野で少し進んだ内容(例:関係代名詞→関係副詞)が出てきます。
また、語彙が当然難しくなりますが、中学の内容も長文や文法問題として大学入試に出題されます。
ですので、中学英語だからと馬鹿にすることなく、しっかりと復習に取り組んでもらいたいと考えます。