TOEICと大学受験(その1)
英語専門のプロ家庭教師として東京で活動している、英語見直し工房です。
大学入試でTOEICのスコアを求める大学が増えてきました。
TOEICを受けると英語の試験が免除になる学校、
もともと英語の試験がなくTOEICのスコアが出願の条件になっている学校、など
利用方法や求めるスコアは大学・学部によってかなり違っています。
今回は500~550点くらいを取るには、どんな問題集や参考書、単語集を使えば良いかを書いてみたいと思います。
500~550点とは
2019年の入試の例で、青山学院や中央大学の一部の学部で求めれられていたスコアです。
※1 学部によって違います。また年度によっても変わりますので必ず大学のHPで確認してください。
※2 私の指導した生徒さんで、実際に上記のスコアをクリアした方にやってもらった本を紹介します。
TOEIC(大学受験生向け)の単語帳
「大学受験にも使えるもの」という観点から、特にTOEIC用でなくても良いと考えます。
ですので、大学受験でも私が薦めている『システム単語』が使用できます。
TOEICの問題文で出てくる「ビジネス用語」は、問題集を解きながら拾っていく方法で進めてください。
TOEIC(大学受験生向け)の総合問題集
TOEICはリスニング、リーディング(文法と読解)の大きく分けて2つのパートがあります。
問題集としては、リスニング、文法、読解の三種類を用意する必要がありますが、
まずは1冊ですべてを概観できる問題集をお勧めします。
- TOEICテスト書き込みドリル(全パート入門編)スコア500ー桐原書店
上記の問題集は、実際のTOEICに比べるとかなり問題文が易しくなっていますが、全部のパートにざっと目を通すという意味では、良い問題集と考えます。
大学受験の勉強を中心に
TOEICだからと言って「特殊な英語」対策が必要なわけではありません。
英語力をつけるという意味での勉強方法は大学受験とまったく変わりません。
したがって、大学受験の勉強で基礎力を養成し、TOEIC用の問題集をプラスという考え方で対策を立てることをお勧めします。
次回は、もうすこし細かく、パートごとのお勧め問題集、総合問題集(実践レベル)をご紹介します。