大学入試の英語長文が読めない
英語家庭教師として、大学受験対策を行っています。
「英語長文が読めない」という悩みとうい悩みの生徒さんからのご依頼が、二学期開始のこの時期に集中します。
予備校や塾の夏期講習を終えて、いざ英語長文を読んでみたら、思ったほど英語力が伸びていない、という生徒さんが多い印象です。
そこで、英語長文を攻略する方法、特に9月からの「駆け込み勉強法」を考えてみたいと思います。
英単語力と構文力
英語長文を読むうえで、大切なのは何よりも英単語力、そして構文力です。
構文とは、英文法のうち英文の構造(文型)を把握するための知識です。
英単語力
英単語力は非常に重要です。知っている英単語の意味をつなぎ合わせて、何となく長文が読めてしまう方もいるくらいです。
このブログで何度も紹介していますが、フォーミュラ1700の1000までをまずインプットすることを目指してください。
英単語を知らないのに、長文を読むのは、「漢字を知らないのに、新聞を読むようなもの」です。
構文力
英語長文の攻略には、まず「英文法」と考える方が多いと思いますが、中でも「長文を読むための文法項目」に優先して勉強すべきだと考えます。
長文を読むために必要なのは、「文型」と「句と節」に関係する項目です。
英文は一文が長いものでも、5つの「文型」に分けることができます。また、「句と節」は「まとまり」をつくりそれが文型のパーツを作ります。
ですので、文型と句・節は、英文をどう読むかを知るうえで、非常に大切な項目になります。
- 文型
- 不定詞
- 動名詞
- 分詞
- 関係詞
- 接続詞
問題集や参考書にもよりますが、上記の文法項目が文型と節と句が関係する最低限の項目になります。
優先順位と英語の基礎力をしっかりと
家庭教師を9月からスタートする、さらに言うと英語の受験勉強を9月から始める方もいます。夏まで部活をやっていた生徒さん等です。
夏期講習で長文読解力がつかなかった場合にしても、9月から勉強自体を始める場合にしても、入試までの時間は限られています。
大学受験英語の中心は長文読解です。
そのことを念頭に、まず長文が読めるようになるために、優先順位をつけること、そして焦らず基礎を重視すること、この2点のバランスを取ることが、大切なのかと考えます。