高校英語定期テスト対策-1

プロ家庭教師(英語)として活動しています、英語見直し工房の高橋です。

高校の英語定期テスト対策については過去にも何度かお話しをしましたが、

新年度を迎えましたので、もう一度ポイントをまとめてみたいと思います。

英語定期テストの範囲と傾向を把握する

定期テストの範囲の把握をする、のは当たり前ですが、

実は範囲のすべてを把握していない為に点数が取れない生徒さんが多く存在します。

また、教科書や問題集のどの部分から出題があるのか、初見の問題(実力問題)の出題があるのかなど、傾向を研究していない生徒さんも多いです。

コミュニケーション英語(コミュ英)の範囲

コミュニケーション英語は、英文を読む授業です。

コミュニケーション英語の範囲のメインは、教科書の本文ですが、その他に章末問題やワークなどからも出題されます。

教科書本文

通常は、教科書の文章、何章分か(Lesson1とLesson2など)が範囲になります。

章末問題

各章末には「章末問題」として

  • 新出文法事項のまとめ
  • 新出文法や新出語彙の復習問題

などがあり、その部分も範囲になることが多いです。

ワークブック

教科書に準拠したワークブックも範囲になることがあります。

ワークの内容は、上記の問題と同じように、新出文法や単語、熟語などの問題があります。

教科書準拠ワークの例としては、三省堂のCROWN WORK (ADVANCED) や(STANDARD)などあります。

ワークブックは解答が別冊になっています。

解答もあらかじめ渡されている場合、後から先生が配る場合など、解答の扱いは学校によってさまざまです。

特に後から解答を配る場合には、ワークを前倒しで解いても解答が手元に無い場合がありますので、「いつ解答が配られるか」も注意が必要です。

副教材

教科書関連の他に、授業では扱わない自宅学習用の副教材が範囲になることがあります。

英単語集が代表格です。

コミュニケーション英語の傾向

定期テストの範囲を「しっかり」押さえたら、次は定期テストの傾向を押さえます。

大きく分けて2つの傾向があります

  1. 教科書や副教材そのままの出題
  2. 初見の問題(実力問題)

そのままの出題

コミュニケーション英語では、教科書については、本文を「そのまま」出題する学校多いと思います。

教科書本文のどこが問題になっているか、傾向をつかんでください。

問題を作りやすい箇所は

  1. 新出の語彙(単語、熟語)
  2. 熟語(新出以外でも)
  3. 新出の文法事項を含む文

このあたりは、最低限勉強しておいたほうが良いと考えます。

また、「日本語に訳す」のか「英文や単語を書くのか」の把握が大切です。

特に、後者の「英語を書かせる」場合、本文の和訳を見て英文を書けるように暗記をしてゆく必要があります。

初見の問題(実力問題)

応用問題、実力問題など、呼び方はそれぞれですが、教科書にもどこにも載っていない問題をさします。

学校によって異なりますが、入試問題の長文などを出す学校もあります。

対策を立てるのは難しい為、上記の「そのまま」の出題の方で点数をしっかり取れる対策を立てるほうが良いと考えます。

範囲と傾向を押さえ、的確に対策をする。

大学入試と異なり、高校の定期テストは「範囲のある試験」です。

また、同じ先生が作るため、回を重ねるごとに「傾向」がはっきりしてきます。

範囲と傾向を押さえて、しっかりと定期テストの対策を立てていってください。