定期テスト対策3
前回「副教材」について書きましたが、「副教材」と定期テストについて、もう少し触れたいと思います。
一言でまとめると、「副教材」まで手は回っていますか?というお話です。
中高一貫校ほど「副教材」が多い
英語家庭教師として担当した生徒さんの中で「副教材」が最も多かったのは、東京の中高一貫校でした。女子校から共学に改編し進学校を目指していた為、大学受験で欠かせない英語に力を入れていたのだと思います。現在では、偏差値は70に近づく学校です。
高1の生徒さんでしたが、メイン教科書のほかに、
- Forest English Grammar
- 同ワークブック
- 基礎英文解釈の技術100
- 教科書クラウンのワーク
- スクランブル英文法・語法
があり、3~5については、自主学習課題として学校の授業内での解説はありません。また、3と5に関しては、大学受験の問題を扱う問題集です。
定期テストの範囲の確認(対策1)
私に初めてご連絡があった際、生徒さんご自身が定期テストで、どの教材の出題があるのかがわからない状態でした。
定期テストで得点が伸び悩んでいる方の一つの傾向として、試験範囲(特に教科書以外の副教材の範囲)をよくつかみきれていない、ということがあると感じます。
ですので、まず「どの教材の、どのページが試験範囲になるのか?」を確認し、しっかりと範囲を勉強していくことが大切になります。
中学英語の復習(対策2)
もう一つは、中学英語が不十分なまま、高校生になってしまった、という傾向があると感じます。
中高一貫校では、「トレジャー」や「プログレス」等の、進度の早く難易度の高い教科書を使います。大学受験に必要な英文法の基本を、中3の段階で終えてしまう学校も少なくありません。
高1になると、大学入試問題も解けるものとの判断で、先ほどの学校では、「基礎英文解釈の技術100」「スクランブル英文法・語法」が、自主学習課題になっていたのだと思います。
しかしながら、一部の英語のできる生徒さんを除いて、高1の段階で中学英語が完璧になっている方は少ないと考えます。
ですので、上記のような自主学習課題を自分で進め、定期テストで得点するためには、まずは中学の復習をしていかないといけないと思います。
まとめ
副教材という観点からの、定期テスト対策としては、
- 副教材には何があるかを確認する
- 中学英語を復習する
中学英語の復習に関しては、定期テスト範囲ではないので、なかなかやる気が起きないと思いますが、夏休みや冬休み等を利用して、復習してみてください。