英単語の覚え方(高校生)
東京で英語専門の家庭教師をしております、英語見直し工房です。
今回は、英単語の覚え方についてお話したいと思います。
特に高校生で初めて英単語帳に取り組む方向けに、どんなことに注意をしたら良いのかを中心に進めていきたいと思います。
一番大切なことは、完璧を目指さないということです。
以下、具体的に見ていきたいと思います。
忘れるのを恐れない
「一回覚えてもすぐに忘れてしまう」と、よく生徒から相談を受けますが、それで良いとおもいます。
逆に1回で覚えれらることの方が少ないので、「また覚え直せばよい」くらいのつもりで英単語暗記に取り組めばよいです。
忘れてしまうことを前提に、次の2点に注意して英単語帳を進めます。
単語帳は「繰り返す」もの
英単語帳を一度最後まで通読しただけでは、必ず忘れてしまっている単語はあります。
むしろ忘れてしまっている単語の方が多いはずです。
ですので、英単語帳は「繰り返して」使うものだ、ということをまず覚えておいてください。
とにかく先に進める
一度覚えた英単語を忘れてしまうことを恐れて、いつまでも同じ範囲を繰り返し、先になかなか進めない生徒がいます。
すでにお話したように、英単語帳は繰り返して使うものです。2回目、3回目と繰り返していくうちに記憶にも定着してくるはずです。
繰り返して覚えるのを前提に、忘れても良いのでどんどん単語帳を進めてください。
英語→日本語を先ず覚える
一部の学校では、日本語の意味→英単語を書かせる、という単語テストを行っているようです。
しかし、先ず「英単語を見て日本語の意味が分かる」という、暗記の仕方で良いと思います。
というのは、入試問題の多く部分で「英語を読んで日本語の意味が分かる」ことを求めています。
ですので、英語→日本語を先ずできるようにすれば良いと私は考えています。
また、単語帳、長文や文法問題に触れているうちに、発音とつづりが大きく異なる英単語以外は自然とつづり覚えていて、書けるようになってくるはずです。
単語帳は初めの一歩
英単語帳である程度覚えたとしても、実際に長文を読んでみると思ったよりも意味が出てこないということがあります。
単語帳で覚えたものを、長文の中で出会い「これどんな意味だったかな?」「あの時覚えたのに」と繰り返し単語の暗記は進んでゆくものだと考えます。
初めにもお話した、「完璧を目指さない」ことを念頭に、単語帳を繰り返し、それをもとに長文を読んで単語の意味を定着させて行ってください。