英文法の勉強法-問題集の選び方
英語家庭教師として大学受験を目指す生徒達をサポートしています。
ほとんどの生徒さんが、中学英文法の復習からスタートします。家庭教師の指導の際にどのように復習をしていくかについて触れながら、中学レベルの英文法をゼロに近いところから復習する際の注意点と問題集の選び方について書いてみたいと思います。
英文法を細切れに
中学英語に限らず、英文法インプットする際は、文法項目を一つひとつ進めるべきと考えます。
一つひとつというのは、不定詞、動名詞、関係詞など、文法項目別にということです。ですので、問題集も項目別になっているものをスタート用として用意します。
また、例えば不定詞の中には、名詞用法、形容詞用法、副詞用法など、小さな項目があります。これらの小項目ごとに問題が用意されている問題集がより良いと考えます。、
英文法は、なぜ細切れに勉強か?
英語学習初心者の方は、一つひとつの文法項目の中にどのような小項目があるのかが、はっきりしていないことが多いです。
例えば、中学で学習する「不定詞」の中だけでも下記のような小項目が存在しています。
- 名詞用法
- 形容詞用法
- 副詞用法
- 意味上の主語
- 形式主語のit
- 疑問詞+不定詞
- 5文型構造の不定詞(want + 目的語 + to ~)
問題集によっては、「不定詞」の項目にこれらの問題がランダムに入っているものがあります。
ランダムの問題を解いても、「今解いている問題は、いったいどの小項目の問題なのだろう?」ということになり、小項目一つひとつの理解が疎かになります。
ですので、例えば不定詞なら、名詞用法だけで一つの大問が作られているような、問題集を選ぶべきだと考えます。
英文法問題集の使い方
前述のように、文法項目別、さらにその中に小項目別になっている問題集を用意します。
さらに、小項目ごとの「まとめ」解説がついているものが良いと思います。
「まとめ解説」とは、例えば、「『不定詞の名詞用法』とは、どんな使い方をするか」を説明しているものです。
やりかたとしては、
- 小項目ごとの「まとめ解説」を読む。
- 小項目ごとに問題を解く。
を繰り返していきます。
インプットとアウトプットを繰り返して、知識を定着させるためです。
どの文法事項から復習すべきか?
具体的には、中2の英文法あたりが、英文構造(=長文を読むために欠かせない文法に関連する事項)が登場します。
詳しくは、過去の投稿>>優先順位をお読みいただければと思います。