家庭教師による英単語暗記
大学受験生であれば、誰もが一度は悩む単語の覚え方ですが、今回は私が家庭教師の授業で英語を教える際にやっている方式、とくに英語が苦手で単語を覚えるのが初めての生徒向けの勉強法ついて触れていきます。
- 暗記の締め切り日設定する
- 易しめの英単語集から始める
1、暗記の締め切り日を設定
英単語に限ったことではないですが、受験勉強は長期戦です。
「いつまでに覚えるか」という、強制力がないと、自主的にやるのが難しい受験生が多いのが現状です。
そこで、毎回の授業の初めに単語テストを行い、「暗記の締め切り日」を作ります。出題範囲はだいたい一週間で100個くらいにしています。
また、単に口頭で答えてもらうのではなく、紙に書いた問題に生徒に答えを書いてもらう、きちんとしたテスト形式で行います。
これを毎回繰り返すことで、長期戦の英単語暗記にメリハリを作れます。
2、少し易しめ英単語集から
生徒に使ってもらっている英単語集は、下記の3冊です。
- 中学英単語フォーミュラ1400
- フォーミュラ1700
- システム英単語
最終的には、システム英単語1冊を繰り返していきますが、家庭教師の授業を始めた時点での生徒の単語力や英語力に応じて、フォーミュラ1400もしくは1700の「少し易しめの単語集」を先に使います。
「易しめ」というのは、中学や高校の教科書に出てくるようなレベル単語を言います。
理由1:易しめの単語をとりこぼさないため
システム英単語は、英語が苦手で単語学習をやってこなかった生徒には、難しめの単語集です。
中学英語や高校の教科書レベルで掲載のあるような単語、つまり、大学受験勉強より前に知っておくべき易しめの単語が、システム英単語には載っていない可能性があります。
そのため、フォーミュラシリーズを使い、易しめの単語を拾い上げていきます。
理由2:やる気維持のため
英単語集を開いた際に、ほとんどが知らない単語だったら、やる気が起きるでしょか?
その意味で、フォーミュラ1400は中学レベルの英単語まで掲載されています。とくに、最初の数百個くらいまでは、1ページに掲載された10個の単語のうち、全部~半分くらいは既に知っているものになるはずです。
知っている単語がいくつか掲載されている単語集から始めたほうが、「やる気」を生徒に与える、私は考えています。
まとめ
以上2点が英語家庭教師として私が生徒にやってもらっている、英単語暗記の方法です。
また、授業では law low raw row や adopt adapt など、紛らわしい単語も違いを取り上げて、記憶の定着を図っています。