システム英単語(その1)
システム英単語とは?
英単語フォーミュラシリーズを終えたら、システム英単語に入ります。
この単語帳の特徴は、ミニマルフレーズという、英単語を短いフレーズで覚える点にあります。
たとえば、”allow”(~を許可する) であれば「良く出てくる形」の
“allow A to ~(不定詞)= Aが~するのを許す”
という形を、短いフレーズを使って覚えます。
つまり、英単語を単体で覚えるのではなく、一緒に使われる前置詞や不定詞など、
実践的な単語の使い方を覚えていきます。
システム英単語を、受験勉強初期にやらない理由。
システム英単語は上記のように、単語の意味だけでは無く、「セットになる表現」も一緒に覚えていきます。
英語が苦手な受験生や、受験勉強スタート期の基礎が無い段階で、単語の意味のほかに前置詞などの「+α」覚えるのは少し辛いと考えます。
また、フレーズの中に、文法の知識が少しあったほうが良いと思われる表現、例えば「他動詞+不定詞」や「他動詞+動名詞」などが含まれている為、
中学レベルの文法が終了した段階での学習が良いと考えています。
システム英単語の使い方
1章、2章、5章(多義語)のミニマルフレーズを、英語→日本語で、まずは終わらせます。
システム英単語に書かれたレベル分けに従えば、2章を終えると、センターレベルです。
単語数は、1章、2章が600語づつ、合計1200語、5章が181語です。
5章は「多義語」となっていて、一つの単語つきミニマルフレーズが数本あり、合計すると約400本あります。
従って、1、2、5章を合わせた語彙数は約1600語(1600ミニマルフレーズ)です。
フォーミュラ1700とシステム英単語
システム英単語は大学受験日まで使う「最終的な」英単語集です。
ただ、上記のように初学者には少し「とっつきにくい」と感じる点があるかと思います。
また、「駿台」予備校が出しているだけあり、英語が苦手な人にとっては、「難しめの単語」が多いかと思います。
フォーミュラシリーズを先にやるのは、そういった「とっつきにくさ」や「難しさ」を少しでも軽減するため、
つまり、
「とりあえず意味は1つ知っている」単語を増やして、スムーズにシステム英単語を進められるようにする準備
と考えれば良いかと思います。