優先順位(何から勉強すべきか?)-2
英語家庭教師として、英語が苦手な生徒の大学受験をサポートをしています。
大学受験の英語は、高校受験に比べると膨大な量になります。英語が苦手な場合、何から勉強すするかという点は、初めて勉強をする方にとって、難しい問題であると思います。インターネットで簡単に情報を得ることができる時代です。情報の取捨選択にも気付けなくてはならないと考えます。
今回は、家庭教師としての経験から「何から勉強すれば良いのか」について話してみたいと思います。
前回、英文法の優先順位のお話をしましたので、今回は英単語暗記の優先順位が高いのはなぜかについて、お話したいと思います。
英単語の知識は長文に欠かせない
家庭教師の体験授業の際に、「英単語を知らないで長文を読むのは、漢字を知らないのに新聞を読むのと同じだ。」と、生徒さんや保護者の方に、お話します。
どんなに英文法を知っていても、英単語の意味が分からなければ、大学入試で英語長文の意味を理解することは不可能です。逆に、英単語の意味をたくさん知って入れば、多少英文法にあいまいな点があっても、知っている英単語の意味をつなぎ合わせて、意味は分かるという方もいるくらいです。
これは、英文法をやらなくても良いという意味ではありません。しかし、英文法と同じくらいかそれ以上に英単語の知識は長文で得点するために欠かせません。
英単語の意味の設問もある
長文以外の、英文法の問題の「穴埋め」問題でも、下記の獨協大(17年度A方式)のように、英文法の代わりに単語の意味を聞いてくるような、問題もあります。
Living in Paris for three years allowed Brian to ( ) a knowledge of the French language and culture.
A.situate B.nominate C.cultivate D.compensate
英語長文問題と違い、文脈で意味を類推することは、ほぼ不可能なので、こういった問題では、単語の知識が欠かせません。
英単語の暗記を優先すべき
このように、大学入試の英語では、長文の問題の観点からも、穴埋め問題の観点からも、英単語の知識は必須であると考えます。
単語の勉強の仕方についてはこちらもご覧ください。>>家庭教師による英単語暗記