浪人生と予備校予習
東京で英語専門のプロ家庭教師をしています、英語見直し工房です。
浪人生と予備校について、前回に続いて触れていきたいと思います。
今回は、予備校のテキストが難しくて、予習ができない状況にある方に向けて、
英語のテキストを予習するために、どんな力が必要かを考えてみます。
英語は複数の科目で構成
予備校の英語の科目について、まずは簡単に説明します。
予備校によって名称は違いますが、読解系と文法系に分類できます。
また、高校時代の英語科目との類似性で分けると、下記のようなイメージです。
- 「コミュニケーション英語」→読解系:「英語長文」「英文解釈(英語構文)」など
- 「英語表現」→文法系:「英文法」「英作文」など(英作文が無い場合もあります)
英語の予習に必要なこと
英語予習に必要なこととして、まず挙げられるのは、英文法の基礎力です。
読解系ではそれに加えて、英単語力や英熟語力も必要です。
英文法の基礎力
「英文法の基礎力」については、家庭教師のブログの中でも度々触れています。
予備校の英文法系授業の予習に当然必要であることは言うまでもなく、
読解系の授業を理解するのに必要となります。
高校の英語表現、英文法の副教材、Forest、Evergreenなど
文法項目別の解説が載っているテキストを使用して、英文法の基礎力を付けてください。
家庭教師のとして基礎強化を依頼された場合は、
- 新中学生問題集3年
- リード問題集 英文法A
を利用しています。市販の無いテキストですが、もし中学や高校などで使用していた場合は、
このテキストを復習するのが良いと思います。
英単語・英熟語
読解系には欠かせないのが、語彙の知識です。
予備校の英語長文等の「読解」系のテキストを予習する際は、辞書を使わずに解いてみることをお勧めします。
「辞書を使わずに解く」とは、入試と同じ環境で問題を解く、ことを意味します。
そうすることで、普段から問題を解く実践力を養います。
しかし、単語力や熟語力が無ければ、辞書を使わずに予習をすることができません。
従ってまずは、
フォーミュラ1400&1700などを使って基本的な単語力を高めてください。
予習が不可能なら、復習に時間をかける
タイトルの通り、基礎力不足で予習が不可能であれば、復習に時間をかけてください。
しかしながら、予習をして授業に出る場合と、しない場合では、
授業に対する意識や集中力が違いますので、授業を最大限生かせるように、
基礎力をなるべく早くつけて、授業に出席するようにしてください。