日体大(日本体育大学)の英語入試対策
日体大の英語の入試問題は、「努力が実るタイプの問題」という印象があります。
つまり、
定番の英語問題集を繰り返しておけば、十分に得点ができる問題がそろっている、
という印象です。
決して「簡単だ」という意味ではありません。
むしろ勉強しなければ、十分に準備してきた受験生との差が出てしまいます。
今回は、その日体大の英語の問題対策についてご説明します。
日体大予備校(体育大学進学 予備校)
英語講師の仕事を、高校受験塾から大学受験対策の予備校に移った年に、
体育大学の予備校で講師となりました。
その後も日本体育大学志望の生徒とは縁が有り、
個別指導や家庭教師の仕事を始めてから担当した生徒5名は、
全員が日体大に合格できました。
体育進学予備校で教えていた時代の日体大の入試は、
実技の配点が高かった(半分が実技の配点)のですが、
近年では実技の配点が下がり、筆記試験だけで合否を決定する入試の方式もあります。
よって、日体大入試における英語の重要性がより増し、実技の同じくらい対策を練る必要があります。
※試験科目・配点など、詳細は日体大のHPで確認してください。
日体大の英語対策
日体大志望の生徒さんは、全員英語の基礎に不安がある方でした。
全員3年生から担当、一人を除き、私と一緒に勉強を始めたのは9月以降。
短期間で英語の基礎、つまり中学英語から日体大の過去問を解けるように
頑張ってもらう必要がありました。
英語を基礎から勉強する場合、これまで私が勧めてきたやり方は以下の通りです。
- 中学レベルの英文法&英単語の復習+高校受験の長文読解
- 高校の授業レベルの英文法&英単語の復習+易しめ大学入試の長文読解
- 大学受験レベルの英文法・長文読解
そして、最後に赤本(過去問)を解きます。(赤字の部分は特に重要です。)
生徒の一人は、9月に始めたものの、2月の入試では残念な結果に終わりました。
しかし、その時点から、私の勧めたカリキュラム通りに頑張ってくれた結果、
3月の入試で見事出願した2つの学科に合格しました。
日体大対策の参考書の例
日体大の英語入試対策として、私が使っている問題集を挙げます。
英語家庭教師として普段使用している参考書と同じです(>>「教材」ページへ)。
「英文解釈」などは受験までに時間が無ければやらなくても良いかと思います。
中学レベル復習
- 中学英単語フォーミュラ1400(東進ブックス)
- 新中学問題集・発展編中3
- 英語長文レベル別問題集2・3(東進ブックス)
※新中学生問題集は、塾専用教材ですので、一般の方は購入することができません。
※中学の復習の重要性について >>英語の基礎
高校レベル復習
- 英単語フォーミュラ1700(東進ブックス)
- 高校リード 英文法A※
- 英文法基礎10題ドリル(駿台文庫)※
- 英語長文ハイパートレーニング・超基礎編(桐原書店)
- 英語長文レベル別問題集 4
- 合格英熟語300
※高校リード英文法は、塾専用教材ですので、一般の方は購入することができません。
読解に必要な文法知識の習得目標であれば、『英文法基礎10題ドリル』(駿台文庫)に替えることができます。
※長文レベル別問題集・ハイパートレーニングの難易度について >>英語長文問題集
大学受験レベル
- Next Stage (UP GRADEやVINTAGE でも可)
- 英語長文ハイパートレーニング・センターレベル編(現在は『標準編』)
受験直前期
- 赤本
日体大英語の傾向
日体大英語の問題は、一般的な大学の入試対策とあまり区別せず勉強しておけば安心です。
特殊な対策というよりは、英語の定番の問題集や参考書を使い、必要な知識をインプットしておけばよいでしょう。
しかし、部活などでずっと忙しく、英語の基礎力が足りていない生徒さんが多いと思います。
鍵となるのは、大学受験用の定番の問題集を使えるようになる前の知識、
つまり、
中学英語や高校の授業レベル(英語表現の教科書レベル)の文法力をどうやって復習するか
にかかっていると考えます。
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