医学部英語の対策

英語対策の家庭教師として、ご相談のあるケースで、医学部を目指す受験生の例があります。

「医学部専門」や「医学部対策」という予備校や塾・家庭教師派遣センターのような看板を、私は掲げていないため、HPを見て何か思う所がある、英語が苦手な生徒さんが多いのだと考えています。

今回は、多い合わせの際に多いご質問への回答を挙げてみたいと思います。

医学部対策予備校ではなく大丈夫か?

医学部英語だからとって特殊な対策は無いと、考えています。

基本は難関大学を目指す準備と同様に、単語、熟語、文法の基礎を固めて長文へという勉強法です。基礎を固めたあとは、学校の出題形式(例:整序問題、正誤問題)に応じ対策取っていくという流れになります。

医学系の語彙の知識が問われる学校もありますので、もし不安であれば、一般的な大学受験用の単語集が終わった後に、医学関連の英単語集を用いていけば良いと思います。

いずれにしても、基本的な英語力も無いのに、医学系の長文をいきなり読んで慣らしてゆく、というような「荒療治」は決してしません。

英語は週に数回の授業で大丈夫か?

医学部対策の予備校では、英語の授業が毎日数時間ある学校も存在するようです。他の科目も合わせると、予備校で授業を受けている時間は、一般の予備校に比べ長い傾向があると感じます。

それを否定するつもりはありませんが、

大学受験に成功するか否かは、生徒が自主的に勉強をした時間、つまり「自習時間」にかかっている、というのが私の持論です。

授業をたくさん受けただけでは、知識は定着しません。習ったことを、自分で復習、暗記、問題演習を通しアウトプットをし知識に定着させる必要があると考えます。

私が家庭教師の授業回数を案する場合、英語の基礎が不安な生徒の場合でも、週2回又は3回の授業で、あとは宿題として単語の暗記や問題演習に取り組んでもらう、というカリキュラムと提案します。

受験情報は大丈夫か?

この点については、医学部専門予備校のほうが優位だと考えます。

優位だと考えるのは、例えば、面接がある学校であれば「どういうことが聞かれるか?」などは、過去にその予備校から受験した生徒達から聞き取った内容の蓄積があるからです。

しかし、一般的な情報はインターネットで手に入る時代です。

また、英語の入試に関しては、過去問の研究をしていない(英語の専門知識の無い予備校職員のアドバイスよりも、的確なアドバイスを私は提供することができると言えます。

家庭教師と生徒の相性

予備校にしても家庭教師にしても、教師と生徒間の相性と、その教師や学校が提供するカリキュラムによって決まる部分が多いと感じます。

医学部受験にしても同様です。様々な予備校や先生と話してみて、自分に合った先生を決めるのが良い、という結論に落ちつくのかと思います。