慶応医学部への内部進学
英語専門プロ家庭教師の高橋です。
慶応大学医学部への内部進学をある生徒が果たしました。
中等部時代から指導させていただきましたが、担当した当初はどちらかというと英語は苦手な生徒さんでした。
高校に進学してから本当に勉強を頑張っていましたので、医学部への推薦が決まったときには、私もとても嬉しかったです。
慶応義塾高校からの内部進学と言えば、偏差値70超学校でトップクラスの成績を維持しなくてはならない、厳しい競争です。
首都圏の4つの慶応義塾大付属高校で推薦基準(慶応女子高校では実力テストも重要など)が異なるようですが、定期テスト重要がであることには変りありません。
今回は、その生徒との勉強法をふりかえりながら慶応義塾高校の定期テストで高得点を取るための勉強法について考えてみたいと思います。
目次
教科書の英文暗記(慶応医学部内部進学の英語対策)
慶応義塾高校の定期テスト対策で最も効果のあった勉強法は「英文の暗記」でした。
「英語コミュニケーション」教科書
教科書のどこが出題されても得点ができるように
というのが、目標です。
まずは教科書各章の「英語→日本語」の全訳を生徒と一緒に作ります。
次にその全訳を使いながら、教科書の全文を「日本語→英語」を書けるように、生徒に頑張ってもらいます。
意外とシンプルな対策に見えるかもしれませんが、生徒さんの勉強量は相当なものです。
コミュニケーション英語は、いわゆる長文読解ですので、覚える英文の量は少なくはありません。
しかし、日本語を見て英文が書けるまで覚えることで
- 穴埋め
- 並び替え
- 和訳
- 英訳
など、教科書の本文中からの出題あれば、ほぼすべての問題に対応できます。
駿台予備校の田中健一先生が推している「復文勉強法」が参考になります。
英文法(問題集・プリント類)・「英語表現」教科書
英語表現では、教科書・副教材ともに問題部分だけでなく、解説部分に使われている英文をすべて、「日本語→英語」にできるように暗記してもらいました。
【文法解説部分】
- 文法事項を解説
- 1.の文を全て和訳作り
- 「日本語→英語」で書けるまで暗記
【問題演習部分】
英語表現の教科書や、副教材には演習問題がついています。
しかし、演習問題の正解が出せるようにするだけでなく、
解答の箇所を含めた問題文「全文」の和訳を作り「日本語→英語」で書けるようにしました。
学校の先生が配った問題演習のプリント類も同様です。
解答の箇所以外の部分も覚えておくのは、教科書の問題と少し違った出題のされ方をした場合でも、対応できるようにするためです。
初見問題(実力問題)対策は?
学校の授業内で扱った問題以外の、初見(実力)問題の出題もありました。
英語表現の英文法関連では、初見の問題の出題が多かったため、試験範囲となった文法項目に合わせて、
- リード英文法A
- UP GRADE
- 全解説入試頻出英語標準問題1100
などの大学受験用の問題集で演習を十分にしておきました。
その他、主に熟語
ヤマを張らない(慶応医学部・内部進学定期試験対策)
「ヤマを張らない」そして「念には念を入れる」。
つまり「ここまでは出ないだろう」と思う部分でも「念のため」覚えてゆく。
これらのことが、定期テストで高得点を取るための戦略であると、この生徒との学習を通して私自身も学びました。
慶応義塾大の付属高校に限らず、定期テスト対策で困っている場合、時間はかかりますが是非上記の方法を実行してみてください。