英語塾と家庭教師どっちがいいか?
英語家庭教師として、これまでご依頼のあった生徒さんの例を思い出しつつ、「家庭教師のほうが合っている」ケースを、3つの事例に分けて紹介していきたいと思います。
目次
1、塾や予備校の「アウトプット授業」が合わない場合
塾・予備校 = アウトプット型
塾に通っているのに成績が伸びない場合、
授業のレベルが合わない、という理由は当然ですが、
それ以上に、
塾が「アウトプット型」の授業になのに、それに気づいていない場合があります。
アウトプット型とは、英文法の問題や、英語長文の問題を「授業に先立って」解いて行き、授業内で答え合わせと問題の解説、という形式、
つまり、
英文法の知識があることを前提とした「予習型授業」です。
英語が苦手な人にとって、アウトプット型授業は、基本的な文法事項も分かっていないのに、問題を「いきなり」解くという、非効率な勉強になってしまします。
家庭教師=インプット型
逆に、家庭教師の多くは、インプット中心の授業スタイルであると考えます。
インプット中心の授業とは、例えば「不定詞とは何か」「名詞用法」「形容詞用法」「副詞用法」と、文法事項を先に説明し、問題演習はそのあとに行うタイプの授業を言います。
言い換えると、
インプット中心授業とは、英文法の知識が無いことを前提とした「復習型授業」となります。
医学部予備校では、このスタイルが取れられていることが多いですが、
家庭教師は、1対1で教えるため、生徒の弱点に合わせた指導ができる点で、有利だと考えます。
2、勉強計画を自分で立てられない場合
次に、大学入試まで、月単位、週単位での勉強の計画を自分で立てられない、とう場合です。
大学受験の塾や予備校には、カリキュラムは一応存在しますが、生徒さん一人ひとりの実力に合った勉強計画まで立ててくれるところは少ないようです。
そのような点から、自分で勉強の計画を立てられない場合は、家庭教師先生と相談の上、月の授業日までの勉強計画を立ててもらうほうが良いのかと思います。
3、英単語や熟語などの暗記を自分で進められない場合
予備校や塾でも、英単語テスト等を行っているところは増えてきています。
ただ、やはり勉強計画と同様に、一人ひとりの単語力に合った形での実施となると、
塾よりも家庭教師のほうが「痒いところに手が届く」のではないかと思います。
まとめ
予備校や塾、家庭教師のどちらのスタイルで勉強をすすめるにしても、授業をしている時間は限られます。
そのため、授業以外の時間をで勉強をすすめる際に、2、3で上げたように、
勉強の道筋を家庭教師が示し、それに従って自学自習する
というスタイルが合っている場合は、家庭教師と共に勉強をするスタイルを採るのが良いのではないかと考えます。