高校受験の英語プロ家庭教師
英語専門家庭教師の高橋です。
普段は大学受験生向けの指導や、社会人・大学生の学び直し英語を指導しておりますが、
毎年、高校受験の中学生の受け入れについてお問い合わせを頂きます。
そこで今回は、高校受験を目指す方向けの指導に関して、大学受験指導との違いや共通点などについて書いてみたいと思います。
英語長文読解のための英文法
高校受験生向けの指導は、大学受験生向けの指導に準じた形で指導しています。
つまり、長文を読めるようにすることを目標にします。
「大学受験と高校受験ではレベルが違うのでは?」
と考える方もいらっしゃると思いますが、
実は、大学受験の長文を読むために必要な文法の基本は、ほとんどが中学英語にあります。
そのため、大学受験を目指す生徒さんでも、基礎に不安がある場合は、中学英語に戻って指導を行っています。
具体的には、
中2:不定詞、動名詞、接続詞
中3:分詞、関係代名詞、間接疑問文、不定詞の応用(want + O + to~や It ~ to など)
を英語の基礎として、大学受験生にも上記の部分に戻り、指導しています。
従いまして、中学生にも同様に、上記の分野を中心に復習(場合によっては先どり学習)を行うことで、長文を読むための準備をしていきます。
文型(SVOC)を使った読解のための文法
高校受験向けの塾や中学校では、大学受験生にとってはお馴染みの文型記号(SVOC)を使わないことが多いです。
例えば、
(1)I call him ken. という文の説明は、「call A B」で「AをBと呼ぶ」
また、
(2)I want you to go there. は「want +人+to~」で「人に~してもらいたい」
と、「英熟語」的な感覚で教える場合が多いです。
しかし、この2つは「文型」でいうと、第5文型(SVOC) に分類されます。
第5文型はのOとCには、「O=C」と「OがCする」という2つの訳し方があり、
(1)が「O (him)=C (ken)」の関係、
(2)が「O (you)がC (to go there)する」関係
となり、両方とも第5文型です。
私は「文型」の学習はすべての基本だと考えておりますので、
中学生でもSVOCを使って、「何となく」暗記をしてとらえていた文法事項を、
理論的にとらえ、横の繋がりを意識させ、長文読解へとつなげる指導を行います。
新中学問題集を中心に
私のところに来る生徒さんは、「大学受験」の生徒さんでも、『新中学問題集中3(発展編)』を使い、英文法の復習からスタートする方が多い傾向にあります。
先ほどお話したように、長文読解の基礎となる英文法は中学にあるため、大学受験生でも中学範囲の文法から復習します。
高校受験生(中学生)の場合も同様の『新中学問題集』からスタートしますが、発展編でなく標準編や『新中学問題集 中2』から復習する場合もあります。
また、大学受験の基礎英単語暗記用には、原則『中学英単語フォーミュラ1400』を使用していますが、
高校受験の中学生の場合は、生徒さんに一人ひとりに合ったものを選びます。
一例として、一つの例文中で複数の単語を覚えられる『短文で覚える英単語1900』を使う生徒さんもいます。
高校受験から大学受験へ
英語の勉強は高校入学後も続き、大学受験では大きなウェイトを占めてきます。
上記の「文型」だけでなく、「高校に入ってからも使える英語(英文法)の知識」を意識して授業を行っています。
一般的な私の指導の特徴などはこちらのページをご覧ください
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