家庭教師の教え方
2種類の教え方:「授業型」と「質問型」
家庭教師の教え方には、授業型と質問型の2種類があると考えます。
英語見直し工房では、基礎期には「授業型」、応用期には「質問型」の教え方を取っています。
家庭教師の教え方:「授業型」
学校の「授業」のように、「説明」に時間を多く割く教え方です。
英語の勉強=問題集を解くこと
と考えている受験生が多いのではないでしょうか?
しかし、英語の基礎に不安のある場合、やみくもに問題を解いても、英語力向上には貢献しないと考えます。
- 英文法の基本事項を「説明」→「問題を解いて」理解度を確かめる
という手順を踏むことが、英語力を確実につける上では一番だと考えます。
例えば、不定詞がわからない場合、
- 「不定詞の名詞用法」の説明 → 「不定詞の名詞用法」の問題を解く
- 「不定詞の形容詞用法」の説明 → 「不定詞の形容詞用法」の問題を解く
- 「不定詞の副詞用法」の説明 → 「不定詞の副詞用法」の問題を解く
という流れを繰り返します。
英語の基礎力が不安で、かつ、勉強を始めたばかりの生徒さんには、まずはこの「授業型」の教え方で、英文法の知識を確実につけていきます。
家庭教師の教え方:「質問型」
英文法の知識のインプットが進むと、生徒さんが参考書や問題集の記述を、自分一人でも理解できるようになります。
すでに英文法の知識がある程度まとまっていますので、あらかじめ英語の問題を解いておいてもらい、
- 間違いを繰り返す問題
- 参考書や問題集の解説を読んでも理解できない部分
などを、生徒さんから「質問」を受ける形式に教え方が移行します。
授業型から質問型へ
私の教え方は、まず授業型でインプットをしっかりとして、質問型に徐々に移行していきます。
英文法の知識がしっかりとしてしまえば、授業型よりも質問型のほうが、生徒さんのわからないことに時間を有効に使うことができると思うからです。
逆に、家庭教師をつけたり、塾に行っているのに英語力がつかない場合、教える側が生徒さんに合った教え方をしてないのではないかと推測します。
つまり
英文法の知識が生徒さんにしっかりとしていないのに、いきなり「質問型」の教え方から入るため、いつでたっても英文法の基礎力がつかないのではないかと考えます。