浪人生の英語家庭教師(オンライン・個人契約)
英語家庭教師の高橋です。
オンラインによる一対一の授業を東京から行っています。
5月から7月にかけては、予備校の英語の授業についていけない為、家庭教師つけたい
というご相談が増えきます。
予備校に通い出したものの、
入試問題中心の難しすぎるテキスト苦労したり、模試や校内テストで思うように英語の得点が伸びず、
予備校での勉強に疑問を感じる時期かもしれません。
家庭教師だけで浪人生の英語は大丈夫?
保護者の方からの一番多いのは、
「浪人生が家庭教師で受験まで過ごすのは大丈夫か」
というご質問です。
「中学英語を含めた基本英文法知識インプットができていないのであれば、家庭教師がよい」
とお答えしています。
今回は、予備校と家庭教師の授業のやり方の違いと、
浪人生が家庭教師をつけるメリットとデメリットについて考えてみたいと思います。
浪人生向け予備校は問題演習(アウトプット)中心
予備校の浪人生用コースは、テキストの予習が前提で、
予習した問題を授業で解説をする「アウトプット」型が一般的です。
「英文読解」の授業であれば、過去問等から抜粋した長文問題が載っていて、
それを予習で解いて授業に臨むというスタイルです。
しかし、予習(特に、英語の長文読解)をするには、ある程度英語力が必要のため、
多くの予備校は英文法、単語、熟語のインプットができているのが前提のカリキュラムになっています。
従って、浪人生で下記の場合は、予備校テキストの予習が難しいのではと考えます。
- 英文法の基礎(中学英語を含む)に不安がある
- 英単語・熟語力が十分でない
英文法の知識がインプットされていない状態で、予備校の授業を聞いても何となく理解するだけ、
もしくは、授業で先生の言っていることが分からないという状態になってしまいます。
家庭教師はインプット中心
予備校の授業について行けない、という生徒さんの場合
前述のように、基本英文法や英単語・熟語の知識が不十分な場合がほとんどです。
そういった生徒さんに、私の授業では下記を優先しています。
- 英文法を項目別に説明(知識のインプット)
- 単語・熟語の暗記の習慣づけ
英文法の知識が無くては、文法の穴埋め問題だけでなく長文も読めない為、
英文法要点を解説し、知識をインプットするのは最重視すべきだと考えます。
家庭教師は、一人ひとりの学力にあったカリキュラムを組めるところが強みです。
時には中学英語に戻り、生徒さんのどこが弱点なのかを見抜きながら授業を進めるため、
英文法の知識や英単熟語が足りなければ、多く時間をその修得に取っていきます。
浪人生の「貸自習室」の活用
予備校に通わない場合の心配な点(デメリット)は、予備校の自習室が使えない点です。
自宅での勉強、特に英単語や熟語の暗記などは難しいという生徒さんが多いです。
しかし、今は「貸自習室」が各所にあります。
自習室の代わりに「貸自習室」を借りてみるのも良いかと考えます。
自習室に決まった時間に通うことで、生活のリズムを保つこともできます。
実は、私も通訳案内士試験を受験する際に、「貸自習室」にお世話になりました。
貸し自習室には様々な形態があるようですが、
私の使っていた所は、「指定席制」でしたので満席となることはなく、
いつも決まった席を確保できていてとても快適でした。
浪人は「英語基礎力」の見極めが重要
浪人生して、予備校に通おうか悩んでいる場合や、通っているのに英語の成績が伸びない場合、
英文法や語彙などの「基礎英語」知識のインプットができているのかチェックしてください。
そして、
- 何がたりないのか
- どんな授業スタイルが良いのか
この2点をしっかりと踏まえた上で、戦略立ててください。
予備校・塾そして家庭教師の中で、足りないものを補える最良の方法を取るの良いかと思います。