合格英熟語300
家庭教師として活動を始めて、多くの生徒さんに薦めて、皆さん絶賛してくれる、「合格英熟語300」(ゴマ書房新社)を、今回は紹介したいと思います。
英熟語300個=最初の一歩
英熟語集は「ターゲット英熟語1000」やZ会の「解体英熟語」に代表されるように、1000前後の本が多いため、300個では足りない感じがするかと思います。
しかし、英語が苦手な方は「まずはこの300個を覚えて」、最低限必要な英熟語をインプットしてください。
「最低限必要な」とは、模試や入試で最低限必要といういう意味のほかに、普段勉強を進めてゆく上で、長文問題集や英文法問題集の中で、出てくる可能性が高い熟語です。
フォーミュラシリーズのところでもお話したように、自分で問題集を進める際に、知らない英単語・英熟語ばかりでは、勉強のやる気が落ちてしまいます。
この300をまず覚えて、勉強をスムーズに進めるようにすることが、やる気の維持という面でも良いと考えます。
英熟語の解説がついている
合格英熟語には、一つひとつの熟語に120字程度の解説がついています。
英熟語の意味をただ羅列してあるものよりも、良い意味での「読み応え」があり、暗記にメリハリがつくかと思います。
合格英熟語300をいつ頃やるか?
英語が苦手で、中学英語からの復習が必要である方は、最低限中学の英文法が終わってから英熟語の暗記に取り掛かかるべきであると思います。
例えば、look forward to ~ の「~」の部分には、名詞か「動名詞」が来ます。
これは、toが前置詞なので、その後に置く「動詞を名詞化して動名詞」とするのですが、
そういった知識が、英文法の知識が合ったほうが、解説を読んだ時に「すっと」入ってくるかと思うからです。
また、同じ前置詞の後ろに動名詞ということであれば、
「It goes without saying that ~の ”saying” も前置詞without の後ろにあるので動名詞になっている」など、
熟語同士を関連させることもできます。