CROWN 教科書ガイド(高校 英語コミュニケーション)

英語専門家庭教師の高橋です。

高校の英語コミュニケーション教科書、CROWN(クラウン)の教科書ガイドの特徴と注意点について、予習をする、特に和訳をつくるという観点から考えてみたいと思います。

高校CROWNの教科書ガイド(中学との違い)

中学まではと違うのは「教科書ガイド」に全訳が載っていないという点です。

中学の教科書ガイドには、新出単語の意味、文法の解説、全訳が掲載されてるので、教科書ガイド一冊あれば予習や試験対策を生徒が自分で進めることもある程度は可能でした。

一方で、

高校のCROWN教科書ガイドには、1文ごとに文法のポイントや語句解説はあるのですが、全文訳の記載はなく、1文ごとの訳も載っていない場合も多いです。

そのため、中学時代のように「教科書ガイド任せ」という予習・復習が難しくなります。

高校CROWNの予習・勉強法

私の確認できる範囲では、前述した全文訳が載っていない教科書ガイドしかCROWNの英語コミュニケーション用は市販されていないようです。

ただ、全部ではありませんが単語・連語、文法の解説はある程度掲載されていますので、その情報を使って和訳を頑張りましょう。

そして、各Lesson終了後に学校の先生から和訳の配布があるか、ないかで、その後の勉強法は変わります。

いずれの場合も、教科書ガイドや辞書を使って自分でできる範囲で和訳を予習で作っておくことが大切です。

和訳の配布が「ある」場合

ノートに予習をした和訳を、配布された和訳と見比べて間違えがないかチェックします。

もちろん、授業の際には自分の和訳があっているかをしっかりと確認しながら受けてください。

和訳の配布が「ない」場合

この場合、学校の授業に集中し、自分の和訳があっているかに確認しなくてはなりません。

口頭でしか訳を言ってくれない先生や、難しい文のみ訳して後はザっと英文だけ読んで終わってしまう先生もいます。

自分の訳があっているのかわからない場合や、聞き逃した場合は学校の先生に積極的に質問をして訳を修正してください。

CROWN英語コミュニケーションの試験対策

先生によっても違うのですが、和訳を見て英文が書けるようにすれば完璧です。

全部を覚えるのが難しい場合は、下記の2点を含む英文を中心に暗記すると良いと思います。

各Lessonの「文法事項」を含む文

Lessonごとの「ポイントになる文法」が何かを調べるには、各Lesson末の「Grammar」ページを見てください。

CROWNの英語ⅠのLesson1であれば「文型」「動名詞」「助動詞」です。

それらの文法事項を含む文には、「G-1」のような茶色のマークが教科書の本文の英文上に記載されています。

2語以上のフレーズを含む文

例えば、depend on や in front of のように2語以上のフレーズ(熟語・決まり文句など)を含む文も優先して覚えてください。

  • 教科書の本文ページの下部にオレンジ色で囲まれた部分
  • 本文の脇にピンク色の印と共に、記載されている解説(例:take care of = look after)

上記2か所を確認して、そのフレーズを含む文を優先して覚えてください。

中学と高校の英語の違い

中学時代は、各章ごとの新出の文法を勉強していけば点が取れたと思いますが、高校ではすでに学んでいる文法は確認程度で進む場合も多いです。

しっかりと予習をして進まないと、いつの間にか英語が赤点ということもあります。

是非、しっかりと予習をし、試験にむけ復習というサイクルとしっかりと確立してください。