通信制高校生の家庭教師(英語)
東京で大学受験の家庭教師(個人契約)と英語塾(個人指導)を運営する、英語見直し工房です。
今回は、
過去に通信制高校から現役で大学に進学され方との勉強内容を振り返り、
通学制の高校生と勉強法の違いや注意点について考えてみました。
英単語力の強化
通学制の高校では、教科書の他に「副教材」と呼ばれるサブテキストを使用することが多いです。
一番分かりやすのは、英単語帳をあらかじめ配布して、毎週の「小テスト」や、定期テストの際に、範囲を決めて出題がある場合です。
一方で、通信制高校の場合、上記の副教材類が無いことが多いと感じます。
従って、私の家庭教師の授業の際には、毎回単語の小テストを行い、単語を覚える習慣と大学受験に対応できる語彙力の強化を図りました。
英語の基礎力の強化
通信制高校に進まれた理由は様々だと思います。
中学時代にあまり英語に力を入れていなかった場合や、英語の勉強自体にブランクがある場合、
もう一度中学の内容の復習から勉強を開始するのが良いと考えます。
そのため、高校受験用の塾で使う「新中学生問題集」や大学受験英文法の基礎である「リード問題集」を用いて基礎力の強化を図りました。
英語学習のペースメーカとして
通学制の高校では、学年が上がると大学の過去問の中から良問や頻出問題を集めた文法や長文問題集を「副教材」として使ったり、それをメインのテキストとして授業を行うこともあります。
一方で、通信制高校の場合、単位を既に取っていれば「英語」を勉強しなくても良くなる場合もあります。
英語の授業が学校でない場合は大学受験で不利になるかというと、そうとも限りません。
必ずしも学校で行われる授業が生徒さんの実力や志望に合っているとは限らないからです。
しかし、学校で勉強をしなくても良くなると、ペースをつかむことが難しくなります。
そこで、家庭教師の授業の旅に、次の授業までの「宿題」として、勉強計画を組んでいました。
そうすることで、英語学習のペースメーカーとしての役割を果たしました。
大学受験のへ橋渡しとして
通信制高校に限らず、どのような種類の高校の授業でも大学受験レベルとの間には隔たりがあります。
家庭教師としての役割は、
その隔たりを埋め「大学受験への橋渡し」すること、そして、効率の良い勉強法を提案することであると、改めて認識してました。