英語・文法と単語の優先順位は?
東京の英語専門・家庭教師、英語見直し工房です。
受験勉強が本格化する夏休みが近づいてきました。
そこで、夏休みから勉強を大学受験の始める方、特に英語が苦手な方のために、
文法と単語の優先順位、つまり何から英語の勉強を始めるべきか?
についてお話します。
英単語と中学英文法でスタート
私のところに家庭教師の依頼のある生徒さんは、中学英語の復習を必要とする生徒さんが80%を占めています。
そんな生徒さん達にまず初めにやってもらうのは、
- 単語力の強化
- 英文法の復習(中学生用の問題集で)
の2つになります。
英単語力の強化
そんな生徒さんにまず初めに、やってもらうのは英単語力の強化です。
英単語が分からないと、参考書や問題集の中の例文や問題文が読めない為、
勉強が進まず挫折してしまう可能性があります。
そこで、
問題集や参考書を進めるために「最低限知っておきたいレベルの英単語単語集」
の暗記をしてもらいます。
英文法は中学生向け問題集
英文法に関しては、
中学英語が大学受験の英語基礎になっている、というお話は度々してきました。
私の生徒さんには、中学生が使っている中学生用の問題集を使ってもらっています。
その理由は、
中学生用の英語問題集は、やさしい単語で書かれているので、
難しい単語に邪魔されることなく文法事項の理解に集中できるからです。
反対に、受験生用英文法の定番である『Next Stage』のような問題集は、
大学受験の問題を集めている為、単語力のない受験生が最初に取り組むのは避けたほうが良いかもしれません。
難しい単語に邪魔されて、本来なら分かるはずの文法事項の理解ができないことがあるからです。
そのような理由で、
大学受験の基礎である中学英文法は、わざと中学生用の問題集を使ってもらいます。
英単語帳・文法問題集のおすすめは?
英単語帳は、
『フォーミュラ1400』+『フォーミュラ1700』(1000まで覚える)がお勧めです。
1400は「中学英単語」とタイトルにありますが、後半は高校の基礎単語もふくまれており、それほど易しくはありません。
そして、『フォーミュラ1700』の1000までを覚えると、
大学受験用の基礎的な問題集をやっても、単語がまったく分からなくて進めることができない、
という状況は避けることができると思います。
上記はあくまでも受験勉強の初期にやることで、勉強が進んで来たら単語帳を変えたり、1700まで終えてもらったり、生徒さんや志望校によって単語の学習をさらに進めてもらいます。
英文法問題集は、
『新中学生問題集』の中三(発展編)か中二(発展編)を使っています。
これらは、塾用の教材なので、一般の方は購入することができません。
しかし、塾用教材は解説がしっかりしていて、問題量が十分な為お勧めです。
以前紹介した、大久保の『第一教科書』さんで
塾用教材会社さんの問題集(『新中学生問題集』は扱っていません)を購入することができます。
ですので、東京近郊の方は、実際に行って自分に合った問題集を探してみると良いと思います。
参考のページ→第一教科書さん