英単語の覚え方のコツ
東京で英語プロ家庭教師として活動しています、英語見直し工房です。
4月になり、大学受験に向けた英語の勉強を始める生徒さんも多いと思います。
今回は、英単語を覚えるコツ、特に英単語帳を使う場合についてお話したいと思います。
目次
英単語帳を最後まで一回終わらせる
「一冊の英単語帳を最後まで終わらせる」
これが、英単語暗記のコツだと私は考えます。
1冊終わらせた時に、覚えていなくても問題ありません。
単語集は、何度も繰り返して(=何周も回して)覚えてゆくものです。
英単語をなかなか覚えられないという方は、覚えられないのではなく、
- 単語帳を途中でやめてしまったり、
- 違う単語帳に途中で切り替えてしまったり、
単語帳を一冊全部を読み終えていない方が多いです。
とにかく、一冊を1回終えるそれが、英単語の暗記のコツです。
英単語帳を最後まで終わらせるために必要なこと
最後まで1回終わらせるためにどうすべきか。それは、
完璧主義はやめるということです。
以下に、詳しく説明していきたいと思います。
英単語は書かけなくても良い
英単語を見て、日本語の意味が出せる。
これが最初の目標です。
英単語を一つひとつ書けるようにする必要はありません。
英語のつづりは、発音ができれば書けるものが多いため、
何度も単語帳を繰り返すうちに、自然とつづりも覚えてゆくと思います。
忘れる前提で進める
英単語を覚えた次の日にはもう忘れている、という状況は良くあることですが、
その時に、忘れた部分をもう一度覚え直していると、単語帳を先に進めることはできません。
- 忘れることを前提にとにか前に進める
- 一つでも多くの英単語を「とりあえず」一回頭に入れる
この2つを念頭にどんどん前へ進めます。
単語帳に書いてあることを全部を覚えようとしない
単語帳には、単語とその意味だけでなく、
- 派生語
- 反意語
- 同義語
- 発音アクセント
など、多くことが記載されていますが、
まずは、単語とその意味1つだけ、を頭にいれて進みます。
また、いくつか意味が書いてある単語も、一番最意味だけ覚える、
このやり方で進めます。
単語帳のレベルを少し落とす
英単語暗記の1冊目の単語集から、難しい単語帳にする必要はないと考えます。
生徒さんは、自分の志望校に合わせて難しい単語集を選びがちです。
しかし、既に知っている単語がある程度載っている単語帳のほうが、
やる気が出る、という観点からオススメできます。
単語集で開いたページがまったく知らない単語で埋め尽くされていたら、やる気も続きません。
また、難しい単語集には載っていない、
知っているべき「易しい単語」の取りこぼしを防ぐ、というメリットもあります。
単語集は補助的なもの
最後に、
単語集で英単語を覚えただけでは、試験で使えるようにはなっていません。
英単語集を何度も繰り返しながら、意味を暗記しつつ、長文や文法問題の中で覚えた英単語に何度も出会って、やっと頭に定着していくものです。
ですので、英単語集は暗記の補助として、
一時的にでも良いので、単語の意味を覚えておくために使うもの、
と考え、とにかく一冊を最後まで一周終わらせることを目指してください。