獨協大学・外国語学部の英語
獨協の外国語学部の入試問題というと「英語が難しい」イメージがないでしょうか?
そのイメージだけで考えれば、獨協大学・外国語学部の入試問題は、長文問題中心で、超長文や難解な文章の出題もあるのでは?と思うかもしれません。
しかし、実際は次のような傾向があります。
※2017年に実施された入試(外国語学部英語学科)A方式(英語・国語選択)に基づいてこの記事を書いています。最新の情報は大学HP等で確認してください。
英文法(英単語・熟語)問題が半分
意外なことに、獨協の入試問題は配点を考えた場合、英文法(英単語・熟語)が中心です。
一般的な入試方式のA方式(英語学科、英語・国語選択)では、外国語学部と経済学部、法学部、国際教養学部と英語の入試問題は同じ問題で、違いは「合格最低点」です。
大問は4つで、下記のように分かれています。
大問1、文法・語彙問題
文法と語彙の4択問題です 計22点(1点×22問)
大問2、整序問題
日本語訳のない、センター試験と同様のタイプの問題です。計24点(2点×12問)
大問3、長文
文補充の長文2題。計24点(3点×8問)
1つの長文中に空いた4か所のカッコに、適切な文を選んで補充するタイプの問題。
250語くらいの長文が2題。かつてのセンター試験「大問3」のような形式です。
大問4、長文
内容一致の長文2題。長文一つにつき設問は2問。計12点(3点×4問)
250語くらいの長文2題。
大問5、長文
内容一致の長文3題。長文一つにつき設問は2問。計18点(3点×6問)
250語くらいの長文2題。大問4と違いは、こちらは問題が英問英答。
まとめ
獨協の英語は、100点中46点分が文法、単語、熟語などの長文以外の問題です。
大学入試、特に難関大学は長文が長く多く出る傾向がありますが、以外にも獨協は文法などの知識重視型となっていると、個人的に思っています。
長文の数は7題で多いように感じますが、外国語学部と同じくらいの偏差値の大学の長文と比べても、一つ一つの長文はどれほど難しくなく、かつ250~300語程度と短めのものが多いです。しかし、合計7問の長文があり、文法問題を含め60分で解答するのは、ある程度のスピードが要求されていると思います。
また、年度にもよりますが合格最低点は80%前後と、かなり高得点を取る必要があります。