慶応・英語内部進学対策
慶応中等部の英語の定期テスト(中間・期末)対策について、前回の英語1に引き続き「英語2の対策」についてお話したいと思います。
慶応中等部では、英語の授業を1、2、3と細分化しているため、「英語2」の授業時間数は多くありません。
学校の授業では解説に時間がかけられないので、与えられた教材について「生徒が自分で進めておく」ことがカギを握ります。
※私が担当した生徒に当てはまった勉強法です。学校の担当の先生が違うと、やり方や教材も変わってくると思いますので参考までに読んでください。
目次
英語2の教材(慶応中等部定期テスト)
英語2の主な教材は、下記の2つです。
英語1以上にプリントの枚数があり管理・整理が難しいです。
- NEW HORIZON(一般の教科書)
- プリント
英語2の出題内容と配点(慶応中等部定期テスト)
定期テストの出題内容は、リスニング、英作文、文法問題、教科書の穴埋め、初見の長文など。
学年や先生による違いはあると思いますが、私の担当した生徒の時は下記のような配点でした。
リスニング+英作文 約50%
リーディング+文法など 約50%
ネイティブの先生との会話テストも学期に1回程度あります。
英語1と違い「何をやればよいか」が今一つわかりにくい科目ですが、以下に私の私見を書きます。
英語2の試験対策(慶応中等部定期テスト)
テストの出題内容ごとに、対策を考えていこうと思います。
リスニング
リスニングは、NEW HORIZONからの出題+初見問題になります。
初見問題では放送される内容は事前にわかりませんが、授業で配布される「単語リスト」を覚えることである程度の内容はつかめます。
NEW HORIZONに関する問題は、範囲を英→和で訳せるようにしておくこと、教科書の新出単語も英→和で意味を覚えておくことで、ある程度対策ができます。
そのほか、プリントでやった長文についてがリスニングとして出題になることがあります。
英作文
英作文も初見問題です。
あるテーマ(「山と海どちらが好きか」など)について50字程度、英検3~準2級のライティングのイメージで、自分の意見を書くことが求められます。
授業で練習したテーマと似た形式で別のテーマ(初見)が出されます。
例:授業「山と海どちらが好きか」→ 試験「電車とバスのどちらが好きか」
初見問題なので事前に勉強(暗記)しておくことができません。
そのため、普段から「意見提示+理由2つ」といった、パラグラフライティングの初歩を「英検用の英作文の書き方」の本で練習しておくとよいと思います。
NEW HORIZON
教科書(NEW HORIZON)の筆記問題については、新出単語、新出文法の穴埋めが出る傾向があります。
教科書の文がそのまま穴埋めで出ることが多い為、英文の内容を読み「教科書ガイド」などで和訳を確認しつつ、新出単語等の穴埋めをできるようにすると良いでしょう。
プリント
プリントは大別して2種類あります。
- 英語の歌や有名な演説等の英文プリント
- 文法の解説プリント
- リスニング用(初見)の単語のまとめ
1、英文プリント
NEW HORIZONと同様に単語の穴埋め問題が多いので、本文中を読みながら新出単語の箇所を書けるようにしていくと良いでしょう。NEW HORIZONの和訳プリントも配られることもありました。
2、文法プリント
英語1ほど細かくなくNEW HORIZONで新出になった文法の演習問題です。
プリントの問題がそのままの形で出ることも多く、繰り返し解くと効果的です。
3、単語プリント
リスニングで出てくる単語をまとめたものです。書けなくてよいので「英語→日本語」でわかるように覚えておくとよいです。
慶応中等部 英語2 中間・期末対策 問題集は何を?
学校の教材以外に、問題集を用意する必要はないと考えます。
NEW HORIZONからの出題に関しては、先ほどお話した、「教科書ガイド」が便利ですので用意するとよいと思います。
基本的には、授業内で配られたプリントを完璧にしてゆくことが最優先になります。