家庭教師と大学受験の浪人生

英語対策の家庭教師として、東京を中心に活動しています。

浪人生からの依頼が、この数年増加しています。多くの方は、予備校の指導スタイル疑問を感じた方です。

大学受験の浪人生が家庭教師をつけるメリットについて、今回は考えてみようと思います。

 浪人生と家庭教師

家庭教師のメリットは大きく分けて下記の二つがあります。

  • 生徒のレベルにピッタリ合った授業
  • やるべき勉強の提案

レベルに合った授業

家庭教師は、一対一の授業です。英語であれば、授業中は一人の生徒のレベルに合わせて、授業をすることはもちろん、英単語の意味などの小さなことでも、いつでも質問をすることができます。

また、わかっている部分に関しては、速度を早め、理解度の低い部分や苦手な部分に関しては、じっくりと授業を行うなど、柔軟な対応をが取れ、授業時間のすべてを有効に使うことができます

予備校でも、英語や数学は学力別のクラス分けや、少人数の制など、生徒の学力に合った授業を進めようとしていますが、複数の生徒がいるため、一人ひとりにの学力にピッタリと合わせることは、不可能です。

授業が難しくてわからない場合や、授業を聞かなくても分かる分野も授業を聞かなくてはならない、など、レベルが合わなければ、受験までの限られた時間を有効に使うことができません。

やるべき勉強の提案

私の生徒には、週単位で宿題を出します。

宿題以外の教材はやらなくても良いように、適切な分量を出します。もちろん、受験までに必要なことをすべて網羅できるように、生徒一人ひとりのレベルを考慮し宿題を決めていきます。また、英語の暗記物(英単語、英熟語)は授業に度にテストを行い、勉強のペースメーカーとしての役割を果たします。

予備校でも宿題を出すところもあるようですが、多くは授業の予習復習が中心で、受験までのすべての期間を見据えたものではないのが一般的です。また、授業がレベルに合わない場合と同様に、分量が生徒に合っていない場合も当然あります。

家庭教師は浪人生の相談役

授業以外では、勉強上の悩みがあった時にすぐに相談ができる人がいる、というのが家庭教師を浪人生につける、メリットの一つになるのではと考えます。

予備校で友達ができる可能性は有りますが、相手は受験のライバルです。勉強の相談事をするには何となく遠い存在かと思います。予備校のチューターさんもいますが、何人も生徒がいるわけですから、生徒一人ひとりの学力を把握しアドバイスをするのは難しいと思います。

また、正しい情報を提供できる存在でもあります。インターネットで簡単に情報を得ることができる時代ですが、間違えた情報も多いのが現実です。

家庭教師は、指導経験に即した正しい情報、例えば英語のどんな参考書や問題集を使うべきか、という情報を提供ができるという面で、授業以外の点でも利点があると考えます。