個人契約

個人契約の英語家庭教師として活動する理由を、体験授業の際に質問されます。今回は、その理由について書いてみました。

塾でなく家庭教師の理由

一番の理由は、生徒一人ひとりの学力、特性に合ったカリキュラムを提供できるからです。

同じ偏差値の生徒でも、英語力には当然差があります。塾の場合は、入塾テストや模試でだいたい「同じ学力」の生徒を一クラスに集めます。そのため「少人数クラス」であっても、授業が易しすぎたり、難しすぎたりする生徒が出てきます。

カリキュラムの面でも、塾では融通が利きません。

例えば、関係詞には3コマ時間をかけたくても、塾のカリキュラムが1コマとなっていれば、それに従わなくてはなりません。私が塾で講師をしていた時、担当生徒が理解できていない文法事項に時間をかけたくても、それができず歯がゆい思いをしたことがよくありました。

家庭教師派遣会社ではなく、個人契約の理由

生徒の学力や特性を一番よく知る立場として、最善のアドバイスがしたいからです。

派遣会社の事情が、生徒の事情よりも優先されるのは、塾と同様です。加えて、派遣会社は人材派遣会社であり、大学受験の塾や予備校ではない。つまり、受験や勉強に対して、生徒にアドバイスができない社員の方が多いという印象があります。

指導方針が教師側に任されている場合は問題が無いですが、会社側が指示を下手に出す場合に、生徒にとっての最良の選択ができない経験がありました。

派遣会社を批判するつもりは全くありません。もちろん、生徒のことをしっかりと考えている会社も多いと思います。

しかし、生徒のことを一番知っているのは、教える立場である家庭教師だという考えには変わり有りません。

個人契約の英語家庭教師として

上記の理由から、個人契約で家庭教師として活動する道を選びました。

英文法の解説プリントや単語テスト作り、テキストの選択、問題集・参考書の選択など、「オーダーメイド」といえばカッコよいかもしれませんが、生徒の特性に合わせて「手作り」していく感覚が、自分にはとても合っていると、この仕事を初めて強く感じています。