英熟語の参考書（おすすめ）

英語専門プロ家庭教師、英語見直し工房です。

以前にも英熟語の本はお話していますが、『合格英熟語300』をもう一度ご紹介したいと思います。

大学受験用では、私の一番のオススメ英熟語の参考書（熟語集）です。

開こうという気分にならないような熟語集は、先輩や先生がどんなに薦めても止めるべきです。

その点で、この合格英熟語300は、やる気にさせてくれる「覚えやすい」参考書と言えます。

合格英熟語300

合格英熟語300は、ゴマ書房新社からの出版です。

左が最新版（2020年１月版）

タイトルの通り、３００個の熟語が掲載。

他の熟語集と同様に、左右開いた時に、

右側　→　例文（熟語の部分が穴埋めになっています）

左側　→　熟語の意味と１２０字解説

著者も書いていますが、この「１２０字解説」が他の熟語集と異なる点で、この熟語集のセールスポイントになています。

解説には、同義語、覚えるためのヒント、紛らわしい熟語との区別など、いわば「覚え方のコツ」が書かれています。

また、1ページに熟語が３つか４つしか載っていません。

そのため、少し覚えただけでも、どんどんページが進んでいるような感覚になり、やる気を刺激します。

つまり、モチベーション的にも良書です。

合格英熟語300は、300しか熟語の掲載がありません。

ターゲット英熟語1000など一般的なものと比べると、かなり少なく感じます。

受験校によっては300では足りない可能性もありますが、逆に言えば「頻出」だけを選び抜いてあるという考え方もできます。

もし、足りないと感じれば、この300をすべて完璧にしてから、次のレベルに進めばよいです。

初めから、ターゲット1000などにチャレンジすると、途中で挫折する可能性があります。

まずは300に絞り込んで、徹底的に暗記する方式が「暗記の初心者」には適しています。

また、とりあえず300を覚えることで、

普段の受験勉強で、文法や長文の問題を解いたり解説を読んだりする際、理解が深まる

というメリットもあります。

英語の参考書・問題集は、例文や問題が当然英語で書かれています。

問題文や例文に出てくる単語や熟語が分からなければ、解説がどんなに分かりやすく書かれていても、頭に入りません。

まず合格英熟語300で最低限の知識をインプットしてしまえば、問題集を読みこなす力がつき、勉強がスムーズに進められる体制が取れるはずです。

合格英熟語だけでは、marchレベルは厳しいかもしれません。

ですので、先ほども書いたように、「最初の一冊」としての使い方がベストです。

試験まで時間が無い受験生であれば、合格英熟語一冊に絞るのも良いかと思います。。

時間がある方の場合ですが、生徒さんの志望校や、熟語集との相性を見たうえで、

でさらに熟語力を増やしてもらっています。